ハウスビニールを被覆後、温かい日光に晒された前年度のトマトの残渣物(ガラ)たち。
約1週間後にはすっかりカラカラに乾きました。
乾いたことを確認したら、粉砕機を使用してガラを砕いていき、有機堆肥や肥料たちと一緒に土にすき込込みます。
昨年度にしっかりたくましく生育してくれたトマトのガラは、土にとって最高の肥料になります。
知り合いの農家さんは、トマトのガラを田んぼにすき込むことで、稲作のいい肥料になるともおっしゃられていました。
農業にとっての土は、人間にとっての腸内と同じです。
人間が腸内フローラを整えることで健康が維持されるように、土もバランスの取れた菌たちが元気に活動することで、作物の活力に繋がります。
トマトを砕いていく作業をするときは、昨年もありがとうね、土に還り、次の子たちをよろしくねといつも心でつぶやいています。
人と作物の命の連鎖を繋ぐ仕事が、農業だと思います。